「プロパンガスについて詳しく知りたい」
「プロパンガスが漏れた場合の対処法を知りたい」
「プロパンガスと都市ガスの違いは?」

天然ガスのプロパンガスは、都市ガスと並び日本で普及している一般的なガス燃料で、無色で無臭の特徴を持ちます。
別名LPガスとも呼ばれており、酸化されるとアルコールの一種、プロパノールになることが知られています。
様々な天然ガスの中でも、比重が重くて空気よりもかなり重く、滞留すると床面に溜まることからガス漏れには注意が必要です。
融点は−187.6℃、沸点は−42.09℃と共に低く、常温においては常に気体の状態を保ちます。
液体の状態だと大気中であっという間に気化してしまいます。
この時に周囲の熱を奪うことから、水蒸気となって辺り一面が霧に覆われます。

プロパンガスの歴史

プロパンガスの歴史は1900年代にまで遡り、アメリカの化学者がガソリンから発見したのが始まりです。
その後、天然ガソリンからも作り出せることが分かり、液化LPガスを作る方法が確立されました。
ガスの小売会社は、プロパンがガソリンから発見された翌年の1911年に設立されているので、短期間のうちに液化LPガスの作り方が開発されたことが分かります。
1913年にはLPガスを処理して製造する特許が認められ、それから100年以上が経過して現在に至るまでに、広く活用されるガスとして普及拡大しました。

プロパンガスの作られ方

一般的にプロパンガスは天然ガスか石油の分留、触媒を用いる分解化学反応のいずれかで作られます。
天然ガスプロセッシングと呼ばれる方法は、気体天然ガスの融点を活かしてブタンと分離するやり方です。
ちなみに、石油の精製では灯油やガソリンの副生成物として得ることができます。
燃料の大半を輸入に頼っている日本は、消費量全体の3/4を輸入しており、その相手は中東諸国でしたが、近年はアメリカからの輸入量が増えています。

ニオイをつけてから各家庭に供給される

余談ですが、プロパンは液体の状態だと気体の250分の1にまで体積が縮むので、輸入や輸送の際には液体状態で運ばれます。
各家庭に供給されるものも液体ですから、使う時に気体に戻して燃焼することになるわけです。
輸入されたガスはそのまま供給されず、ニオイをつけてから各家庭に供給されます。
これは無臭でガスが漏れても分からないプロパンガスを安全に使う為の工夫で、僅かな漏れでも早く気がつけるように、独特で強いニオイがするようになっています。

都市ガスの約2.2倍の熱量を誇る

プロパンというと、火力が強いことでも有名ですが、都市ガスの約2.2倍の熱量を誇ります。
都市ガスの1m3あたり11,000kcalに対し、24,000kcalですから、調理の加熱がスピーディーで湯沸かしも早いです。
ただし、熱量が大きいということはそれだけ、僅かな量でもガス漏れがあると危ないことを意味します。
少量であっても周りに火があれば引火したり爆発しますから、定期点検が重要ですし、使用の際にも気をつける必要があります。
ガス警報器の設置は必須ですから、面倒や邪魔と考えずに正しく設置したいところです。
正しく使えば安全で多用途に活用できるプロパンガスは、アウトドア用の器具や車両の燃料、スプレー缶にも使われています。

しっかりと換気をして新鮮な空気を取り入れる

もう1つ注意点を挙げるなら、燃焼の際に多くの酸素を消費するので、しっかりと換気をして新鮮な空気を取り入れることです。
ガスの実に24倍もの量の空気を必要としますから、これでもかというくらいに換気をした方が良いです。
ガスボンベの中は圧力が掛けられた状態の液体ガスが含まれているので、ボンベを傷つけたり漏出を発生させないように注意です。
簡単に穴が開いたり漏れ出すほどやわではありませんが、僅かでも穴が開いたり漏れ出るようなことがあれば危ないのは確かです。
漏れ出すとすぐに気化しますし、火の気があると容易に引火しますから、少量なら大したことがないと油断するのは禁物です。
もし屋内でガス警報器が作動した場合は、速やかに火を止めて窓を大きく、2箇所以上開けて換気をします。

しばらく時間が経ってもガス警報器が鳴り止まない場合

寒い季節などは換気扇をつけたくなりますが、スイッチが作動する際に発生する火花が引火することがあるのでNGです。
しばらく時間が経ってもガス警報器が鳴り止まない場合は、マンションなどの集合住宅なら管理会社、個人宅であればガス会社に連絡です。
締め切った部屋などで殺虫剤を使用すると、それに反応してガス警報器が鳴ることもありますから、スプレーを使用する際にはうっかり掛からないように気をつけましょう。
窓を開けてから使用したり、スプレータイプであれば区切りながらスプレーをすれば大丈夫です。
燻煙タイプの殺虫剤は特に気をつけないと、外出中にガス警報器が鳴り続けて近隣住民が様子を見にきたり、煙を火災と勘違いして消防車を呼ばれることになり得るので要注意です。

まとめ

しかし、対処としては正しいといえますし、自分が逆に近隣住民の立場になったとしても、中の様子が分からず火災の可能性があれば消防車を呼ぶべきです。
プロパンガスが漏れた場合は、出火よりも爆発する可能性の方が高いですが、ガス警報器が鳴る原因が分からないなら決めつけるのではなく、1つ1つ冷静に対処することが大切です。

 

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