最終更新日 2024年4月12日 by mindmj

日本は自然災害が多い国であり、災害で困っている人を少しでも助けたいという場合や、福祉や地域のためのサポートをしたい方は少なくありません。
しかしボランティアなど直接現地に赴いてサポートをする時間がないという場合に、募金や寄付を検討する方が増えてきています。
しかしいざサポートしようとしても、募金の正しい知識がなく何をすればいいのかわからず困った経験のある方も少なくないため、現在国内で行われている募金の種類についてしっかり知識を身につけておくことをおすすめします。

株式会社アトックスの取り組み

募金の種類

募金の種類

赤い羽根共同募金

そもそも国内で行われている種類は様々で、その中でも特に有名なのが『赤い羽根共同募金』です。
これは各都道府県に設置されており、法人格は社会福祉法人です。
過去は戦後間もない年に、戦後復興の一助として被災した福祉施設を中心に支援を行うためにお金を募って集めていましたが、現在は社会福祉法に基づいて地域福祉の推進のために活用されています。
集められたお金の用途としては、地域のお年寄りから障害のある方のために使用されており、社会的孤立状態にある人たちの見守り活動からサロン活動のサポートや、リフト付きの車の購入・老朽化した施設の補修等、児童養護施設の子供たちの専門学校・大学の入学金と新学費の助成に使用されます。
具体的な用途は各都道府県によって違いがあることから、もし自分の住んでいる地域でどのように使用されているのか知りたいという場合には公式HPを確認することで知ることができます。

緑の羽根募金

他にも有名なのが『緑の羽根募金』です。
この活動は公益社団法人国土緑化推進機構が運営している、森林整備活動のための運動となります。
主に森林ボランティア団体への助成を目的とした活動を行っており、シンボルである緑の羽根は赤い羽根にならって考案されるなど、昭和25年春より本格的に国土緑化に大きな役割を果たし現在まで受け継がれています。
実際に集められたお金の使用用途としては、植林が挙げられますが平成29粘度には苗の植え付けと配布本数が237万本、東京ドーム約500個分にもなる2,356haの森林が整備されている実績があります。
実際にお金をサポートする場合は、災害ごとに使い道を指定することが可能であり、領収書を発行してもらうことで寄付金控除を活用することができることも特徴の1つです。

ピンクリボン基金

近年女性の死亡原因の一つとして問題となっている乳がん患者への支援として始められたのが、『ピンクリボン基金』です。
リボン系の活動は数多くありますが、その中でもピンクリボン基金は、認定NPO法人J.POSH日本乳がんピンクリボン運動によって運営されています。
乳がんは早期発見することで十分に治療可能な病気の一つであり、女性の知識や意識を高めることによって病気を未然に予防し、早期治療を始めることが可能になります。
募ったお金の用途は主に乳がん検診の啓発活動から乳がん患者の支援まで幅広く行っており、通常の寄付以外にも寄付つきの啓発商品として、靴下からあぶらとり紙まで日常生活で使用できる商品が販売されていることが特徴です。

歳末たすけあい

『歳末たすけあい』は毎年12月1日から31日までの期間で行われている活動であり、赤い羽根共同募金会が運営しているます。
募ったお金の使用用途は社会的に弱い立場にある人々から被災した人々のために使用されています。
実際に柏市では高齢者が信念を明るく元気に迎えることが出来るように、市内に移住している75歳以上の一人暮らし高齢者から高齢者のみ世帯を対象とした、民生委員・児童委員、社会福祉協議会や地域住民などが強力することでおせち料理を配達することをきっかけとし、安否確認や見守りの声掛けをするなどの活動が実施されます。

災害義援金

そして災害に被災した方へのお見舞金として日本赤十字社が募っているのが、『災害義援金』です。
義援金は全額が被災者へ届くことが特徴の一つであり、現金でしきゅうされることとなります。
被災状況に応じて公平に配分されることから、確実に被災者へ支援をしたいときにはこの方法が一番だといわれています。
水や食料といった救援物資を届ける支援金とは違いがあるので注意してサポート先を選びましょう。

海外たすけあい

これまでは国内をサポートするために使用される活動が主でしたが、発展途上国の紛争や災害で苦しんでいる人々をサポートしたいという方に向けた活動の一つとして行われているのが『海外たすけあい』です。
この海外たすけあいは毎年12月に日本赤十字社が行っており、故郷を追われたバングラデシュ避難民や紛争に苦しんでいるシリア難民を支援するためにお金を募っています。
サポートする金額に応じて様々な活動に使用されており、2,000円ならば安全な水2リットルを40本、3,000円なら寒さをしのぐブランケット9枚分、5,000円なら小児用医薬品250人分となり、遠く離れていながらも現地の役に立つことができます。

まとめ

郵便振込以外にも、クレジットカードから手軽にお金を寄付することが出来るため、手続きには時間もかからず初めてでも挑戦しやすくなっています。

 

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