日本のエステティック業界を牽引してきた、たかの友梨ビューティクリニック。

その名前を聞いたことがある方は多いでしょう。

しかし、その歴史やブランドの強みについて、詳しく知る機会は意外と少ないかもしれません。

本記事では、美容ライター兼エステ業界研究家である筆者が、公式情報をもとに「たかの友梨」とはどのような企業なのか、その沿革とブランドの強みを徹底的に解説します。

46年以上の長きにわたり、なぜ多くの女性から支持され続けているのか。

その秘密に迫ります。

エステサロン選びで迷っている方、美容業界に興味がある方、そして「たかの友梨」の真価を知りたいすべての方に、本記事が確かな情報と新たな発見をもたらすことを願っています。

Contents

たかの友梨ビューティクリニックとは

たかの友梨ビューティクリニックは、美容家である高野友梨氏が1978年に創業した、日本を代表するエステティックサロンです。

創業以来、約半世紀にわたり、多くの女性に「美と癒し」を提供し続けてきました。

その根底には、創業者自身の「自分の名前にかけて責任を持ってお客様をケアし続ける」という強い決意が込められています。

運営母体は、株式会社不二ビューティです。

企業の基本情報

まずは、株式会社不二ビューティの基本的な情報を見ていきましょう。

項目内容
商号株式会社 不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)
創業1978年9月
設立1979年11月
代表取締役会長髙野 友梨
代表取締役社長根岸 浩一
本社所在地東京都渋谷区代々木3-37-5 たかの友梨レインボービル
資本金5,000万円
事業内容エステティックサロンの経営
店舗数75店舗(2023年12月現在)
従業員数762名(2023年12月現在)

出典: たかの友梨ビューティクリニック公式サイト

全国に75店舗を展開し、700名以上の従業員を抱える企業規模は、エステティック業界における同社の確固たる地位を物語っています。

創業者・高野友梨氏について

たかの友梨ビューティクリニックを語る上で、創業者である高野友梨氏の存在は欠かせません。

彼女は単なる経営者ではなく、今なお現役の「美容家」として、美の探求と技術開発の最前線に立ち続けています。

創業の想い

高野氏がエステティックの道に進むきっかけとなったのは、自身の肌トラブルの経験でした。

本場の美容法によって肌が劇的に改善し、心まで晴れやかになった喜びを日本の女性たちにも伝えたい。

その熱い想いが、1978年の創業へと繋がりました。

「たかの友梨」という個人名をサロン名に冠したのは、「自分の名前にかけて、生涯お客様の美に責任を持つ」という覚悟の表れです。

この創業の精神は、今もなおブランドの根幹に息づいています。

美への飽くなき探求心

高野氏は、創業以来49年以上にわたり、40カ国以上もの国々を訪れ、世界中の伝統的な美容法や最先端のエイジングケアを自ら体験し、研究を重ねてきました。

その探求心こそが、ハワイの「ロミロミ®」やインドの「アヴィヤンガ」といった、今では日本でも知られるようになった数々の海外の優れた技術をいち早く日本に導入する原動力となったのです。

2023年にはビューティ&ウェルネス専門職大学の客員教授に就任するなど、後進の育成にも力を注いでおり、その活動は業界全体に大きな影響を与え続けています。

たかの友梨の歩み:創業から現在までの沿革

46年以上にわたる歴史の中で、たかの友梨ビューティクリニックは常に時代の変化に対応し、進化を続けてきました。

ここでは、その歩みを「創業期」「成長期」「拡大期」「成熟期」の4つの時代に分けて振り返ります。

創業期(1970年代):日本のエステ業界への挑戦

1970年代は、日本のエステティック業界の黎明期でした。

高野友梨氏は、自身の経験から得た「美と癒し」を日本の女性に届けたいという一心で、この未知の領域へと足を踏み入れます。

  • 1978年: 東京・新大久保に「たかの友梨ビューティクリニック」の記念すべき1号店をオープン。
  • 1979年: 青山に、美顔・ボディ・脱毛の3部門を網羅したトータルサロンを開設し、総合的な美の提供を開始しました。

この時期の挑戦が、今日のたかの友梨の礎を築いたのです。

成長期(1980年代~1990年代):世界の美容法を日本へ

1980年代に入ると、たかの友梨は国内での基盤を固めると同時に、世界へと視野を広げていきます。

この時期の最大の特徴は、世界各国の優れた伝統美容法を積極的に日本に紹介したことです。

世界の伝統美容法の導入

高野友梨氏自らが世界中を旅して探し出した本物の技術は、日本のエステティックに新たな風を吹き込みました。

  • 1989年: フランスの地中海沿岸で行われていた海草療法「アルゴテラピー」を導入。
  • 1994年: ハワイの伝統的な癒しの技術「ロミロミ®」を日本で初めて発表。
  • 1995年: インドの伝統医学アーユルヴェーダに基づく「アヴィヤンガ」を発表。

これらの技術は、たかの友梨独自のアレンジを加えられ、今もなお多くの顧客から愛される人気メニューとなっています。

人材育成と信頼性の確立

技術の導入と並行して、それを担う人材の育成にも力を注ぎました。

  • 1986年: 「日本エステティック学院」を「たかの友梨エステティックアカデミー」に改称し、本格的なエステティシャン養成を開始。
  • 1999年: 医療機関との提携を開始し、万が一の事態にも対応できる「ドクターサポートシステム」を確立。顧客が安心して施術を受けられる体制を整えました。

拡大期(2000年代):技術革新と社会貢献

2000年代は、ブランドの規模を大きく拡大させるとともに、技術革新と社会貢献活動にも積極的に取り組んだ時代です。

サロンの進化と技術革新

  • 2001年: 新宿に、当時としては日本最大級の規模を誇るサロン「ビューティスパinバリ」をオープン。贅沢な空間で極上の癒しを提供するという、現在のたかの友梨のサロンコンセプトを象徴する存在となりました。
  • 2002年: スイスの先進的な化粧品開発機関セラップ社と提携し、「細胞由来成分入りコスメ」を使用した先端美顔トリートメントを発表。常に最新・最高の技術を追求する姿勢を示しました。

国際的な評価と社会への貢献

この時期、たかの友梨の活動は国内にとどまらず、国際的な評価を得るとともに、社会貢献活動へと広がっていきます。

  • 2003年: たかの友梨エステティックアカデミーが、国際的な権威を持つ日本エステティック協会の認定校となり、その教育水準の高さが公に認められました。
  • 2007年: 創業30周年を迎え、東京・代々木に新社屋を完成。ブランドの成長を象徴する出来事でした。
  • 2009年: 富士山の麓、河口湖に滞在型スパ「桜庵」をオープン。自然の中で心身ともにリフレッシュできる新たな美の形を提案しました。

また、この頃からカンボジアへの学校寄贈などの社会貢献活動を本格化させ、企業の社会的責任を果たしていく姿勢を明確にしました。

たかの友梨の社会貢献活動の中でも、特に子供たちへの支援は創業者自身の生い立ちと深く結びついています。たかの友梨と子供たちへのボランティア活動については、児童養護福祉施設「鐘の鳴る丘少年の家」での長年にわたる支援活動が象徴的です。たかの友梨は1995年に同施設の後援会長に就任し、以来、クリスマスボランティアやディズニーランド招待など、子供たちに寄り添う活動を継続しています。

成熟期(2010年代~現在):業界のリーディングカンパニーへ

2010年代以降、たかの友梨は長年の歴史で培った実績と信頼を基盤に、エステティック業界のリーディングカンパニーとしての地位を不動のものとします。

独自技術の開発と進化

  • 2014年: 36年の経験と実績から生まれたオリジナルコスメ「エステファクト」が誕生。サロンでの使用はもちろん、ホームケア製品としても高い人気を博しています。
  • 2017年: 99.9%の純金を使用した豪華な「金箔フェイシャル」を発表。見た目のインパクトだけでなく、確かな効果で話題を呼びました。
  • 2018年: 特殊な超音波で脂肪にアプローチする「リポキャビ」など、最新鋭のマシンを次々と導入。

数々の受賞と社会からの評価

長年にわたる企業努力は、数々の栄誉ある賞という形で結実しています。

  • 2018年: カンボジアでの学校寄贈活動が評価され、カンボジア国王から勲章を授与される。
  • 2019年: 西日本豪雨における支援活動が評価され、紺綬褒章を受章。
  • 2023年: 「第9回プラチナエイジスト賞」を高野友梨氏が受賞。
  • 2024年: 『日本美容企業大賞 2024』で、HR部門、顧客満足度部門、製品開発部門の3部門で大賞を受賞し、3冠を達成。

これらの受賞歴は、たかの友梨が顧客からだけでなく、社会全体から高く評価されていることの証左と言えるでしょう。

たかの友梨のブランドの強み

46年以上にわたりトップブランドとして走り続けてきた、たかの友梨。その成功を支えているのは、他社にはない独自の強みです。ここでは、その強みを6つの側面から詳しく解説します。

1. 徹底された人材育成と教育制度

たかの友梨の最大の強みは、その「人」、すなわちエステティシャンの技術力と人間力にあります。その背景には、業界でも随一と言われる徹底した教育制度があります。

専門学校レベルの新人研修

新人エステティシャンは、まるで専門学校のように充実した研修を受けます。驚くべきは、皮膚医学、生理解剖学、東洋医学、栄養学といった専門知識から、接客マナーに至るまで、幅広い内容を学ぶことです。しかも、これらの研修費用はすべて会社が負担し、研修期間中も給与が支払われます。これは、「お客様の肌に触れる者は、誰もが美のスペシャリストでなければならない」という、たかの友梨の強い信念の表れです。

国際資格CIDESCOへの取り組み

たかの友梨は、エステティックの国際的な資格として最も権威のある「CIDESCO(シデスコ)」の認定校を自社で運営しています。これにより、国内基準にとどまらない、世界レベルのエステティシャンを育成する環境を整えています。常に世界最高水準を目指す姿勢が、技術力の高さを支えているのです。

2. 独自のハンドテクニックと最新技術の融合

たかの友梨のエステは、「手技(ハンドテクニック)」と「最新マシン」の融合にその真髄があります。

40年以上培われた伝統の手技

創業以来、たかの友梨が何よりも大切にしてきたのが、人の手による施術です。機械では決して真似のできない、一人ひとりの体調や肌の状態に合わせた微細な力加減や、心身を深いリラクゼーションへと導くリズミカルなタッチ。これこそが、人が本来持つ「美しくなろうとする力」を最大限に引き出す鍵となります。

世界の美容法と最新鋭マシンの導入

ハワイの「ロミロミ®」、インドの「アヴィヤンガ」など、創業者自らが世界中を巡って見つけ出した伝統美容法を、たかの友梨独自に昇華させて提供しています。それに加え、キャビテーションやラジオ波といった最新鋭のエステマシンを積極的に導入。効果と安全性を徹底的に検証したマシンのみを厳選し、伝統の手技と組み合わせることで、相乗効果を生み出し、顧客が実感できる高い効果を実現しています。

3. 現場主義から生まれるオリジナル化粧品

たかの友梨が開発する化粧品は、「エステティシャンコスメ」と呼ばれています。その名の通り、研究室の中だけで作られるのではなく、日々何万人もの顧客の肌に触れているエステティシャンの「現場の声」を元に開発されているのが最大の特徴です。

肌へのやさしさを第一に考え、着色料や香料、保存料を極力使用せず、高い保湿効果を重視。さらに、ヒト幹細胞培養液など、話題の先進美容成分も積極的に採用しています。プロの目線と顧客のニーズが融合して生まれる高品質な化粧品は、サロンでの効果をさらに高め、ホームケアでもその実力を発揮します。

4. 安心のドクターサポートシステム

エステティックは医療行為ではありませんが、顧客の安全を最優先に考えるたかの友梨は、1999年から医療機関との提携による「ドクターサポートシステム」を確立しています。顧問医師として複数の医学博士が名を連ねており、万が一の肌トラブルなどにも迅速かつ的確に対応できる体制を整えています。この安心感が、顧客からの厚い信頼につながっています。

5. 上質な空間づくりとホスピタリティ

たかの友梨のサロンに一歩足を踏み入れると、そこは日常を忘れさせてくれるような、エレガントで上質な空間が広がっています。すみずみまで清潔に保たれた室内、自由に使える高品質なアメニティ、そして何よりも、エステティシャンの心からのおもてなし。技術だけでなく、心からリラックスできる環境を提供すること。これも、たかの友梨が大切にする「ホスピタリティ」の形です。

6. 全店直営による品質管理

全国に75店舗を展開しながら、たかの友梨はフランチャイズ展開を一切行わず、すべてのサロンを本社直営で運営しています。これは、どの店舗を訪れても、技術、サービス、空間のすべてにおいて、たかの友梨が定める高い品質基準を維持するためです。顧客からの声を常にサービス向上に活かす独自のサイクルを回し、全社一丸となってクオリティの維持・向上に努めています。

たかの友梨の事業展開

たかの友梨ビューティクリニックの事業は、エステティックサロンの経営を中核としながら、美を多角的にサポートする3つの柱で構成されています。

エステ事業

事業の根幹をなすのが、もちろんエステ事業です。創業以来のモットーである「人の手のぬくもりを大切にした、真心をこめた施術」を基本に、フェイシャル、ボディ、ブライダルエステはもちろん、ヘッドスパ、ネイル、さらにはメンズエステや温浴施設まで、多彩なサービスを提供しています。目指すのは、表面的な美しさだけでなく、心身の健やかさまで含めた「トータルビューティ」の実現です。

化粧品・通販事業

サロンでの感動を自宅でも続けたい、という顧客の声に応えるのが、化粧品・通販事業です。長年のエステティックの知見を活かし、オリジナルコスメ「エステファクト」シリーズをはじめ、美容機器や健康サポート食品の研究開発を行っています。オンラインショップを通じて、サロン品質のホームケアアイテムを全国の顧客に届けています。

宝石事業

「磨き上げた肌にこそ、本物の輝きを」というコンセプトのもと、宝石事業も展開しています。美のスペシャリストとしての視点でセレクトされたジュエリーは、内面から輝く女性の美しさをさらに引き立てる存在として、多くの顧客に愛されています。

たかの友梨が選ばれる理由

数多くのエステサロンが存在する中で、なぜ多くの女性は「たかの友梨」を選ぶのでしょうか。その理由は、これまで述べてきた強みに集約されますが、特に以下の3点が大きな要因として挙げられます。

46年以上の実績と信頼

約半世紀にわたり、業界の第一線を走り続けてきた歴史そのものが、何よりの信頼の証です。浮き沈みの激しい美容業界において、これほど長くブランドを維持し、成長を続けてこられたのは、顧客一人ひとりと真摯に向き合い、確かな結果を出し続けてきたからに他なりません。

顧客満足度の高さ

その信頼は、客観的な評価にも表れています。例えば、株式会社oricon MEが実施する「ブライダルエステランキング」では、3年連続で総合1位を獲得(2021年~2023年)。特に「施術効果」や「美容用品・機器の質」といった技術力を示す項目で高い評価を得ていることは、顧客がそのサービスに心から満足していることを示しています。

女性の、女性による、女性のための企業としての姿勢

創業者である高野友梨氏をはじめ、たかの友梨はまさに「女性の、女性による、女性のための企業」です。女性の美と健康、そして幸せを追求するという一貫した姿勢は、多くの女性からの共感を呼び、単なるサロンと顧客という関係を超えた、強い絆を生み出しています。

まとめ

本記事では、公式情報をもとに、たかの友梨ビューティクリニックの沿革とブランドの強みを解説してきました。

その歴史は、創業者・高野友梨氏の「日本の女性を美しくしたい」という熱い想いから始まり、常に世界最高水準の技術を探求し、顧客一人ひとりに真摯に向き合うことで、業界のトップブランドへと成長を遂げた軌跡でした。

たかの友梨の強みは、以下の点に集約されます。

  • 徹底した人材育成: 専門学校レベルの教育で育まれる、高い技術力と人間力。
  • 技術の融合: 伝統のハンドテクニックと最新鋭マシンの相乗効果。
  • 現場主義の開発力: 顧客の声から生まれる、高品質なオリジナル化粧品。
  • 揺るぎない安心感: ドクターサポートシステムと全店直営による品質管理。

46年以上の長きにわたり、多くの女性に愛され、選ばれ続けてきた理由がここにあります。

それは、単に外見を美しくするだけでなく、訪れる人の心にまで寄り添い、癒しと自信を与えてくれる場所だからです。

本物の美と癒しを求めるなら、その歴史と実績に裏打ちされた「たかの友梨」という選択肢を、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

最終更新日 2026年1月29日 by mindmj